TIST Network 136
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はじめに桜花爛漫の候、新たな門出にふさわしいこの日に、新入生及び専攻科生を迎え、入学式を挙行できますことに感謝し、お喜びを申し上げます。新入生の皆さん、入学誠におめでとうございます。深い愛情を持って支えてこられたご家族や関係者の皆様にも、心よりお祝いを申し上げます。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、入学式が例年とは異なる形での開催になりましたことは、大変残念な思いはありますが、本日、本学のキャンパスに皆さんをお迎えできましたことを、うれしく思っております。本学は創立36年目皆さんが入学しました「筑波研究学園専門学校」は、今年で創立36年目を迎えます。つくばで「国際科学技術博覧会」が開催された時期に、本学設立の準備が開始され、その2年後のい高等教育機関」として開講しました。当時の専門学校としては珍しく、「産学官民」協同により誕生しました。その象徴とし名以上の卒業生輩出1987年(昭和62年)に「新して、本学の1号館、正面玄関にある4本の柱は、「産・学・官・民」の4つを表わしております。総合専門学校として本学は、多くの専門学校とは異なり、単科の専門学校ではなく、当初から複数分野の学科からなる総合専門学校を志向し、「筑波研究学園専門学校」としました。教育理念として「産学官民協同による教育」を掲げ、「自主・協調・創造」を校訓とし、単なる「資格取得の場」だけではなく、専門教育を行うとともに、豊かな人間性を培う専門学校としました。当初は電子・情報系の学科でスタートし、「社会情勢の変化」や「社会の人材需要」にこたえて、分野を拡大し、現在は「ITものつくり学科」「自動車整備工学科」「建築環境学科」「医療情報学科」「こども未来学科」の5学科と「公務員受験対策科」を擁した総合専門学校となっています。単科の専門学校は県内にも多数ありますが、本学のような総合専門学校は数少ない状況です。総合専門学校の利点は、在籍する学生が自分とは異なる目的意識を持つ他学科の学生と接して、多様な考えを受け入れ、幅広い視野に立って物事を考える機会が増えるところにあります。本学は創立以来、総合専門学校として「実学重視の職業教育」を行い、これまでに1万名を超える卒業生を輩出し、長い歴史と伝統を誇る学び舎であります。ソサエティ5・0の時代へ日本は現在、情報社会と言われ、ソサエティ4・0の時代であります。ICT技術の発達により、社会は変化してきました。最近では新型コロナウイルスの流行を受け、テレワークやオンライン学習、オンライン診療が行われています。しかし、今なおすべての人にその恩恵が行き届いているわけではありません。国は今後、IOT、ビックデータ、AI(人工知能)、ロボット等の技術革新によって、次の時代=ソサエティ5・0の実現を目指しております。これらの技術革新は、人間の「生活」や「働き方」にも間違いなく大きな影響を与えると言われています。皆さんへの期待そのような中で、皆さんは進学先に本学を選択されました。自分はなぜこの専門学校に入学したのかということを今一度見つめ直し、自分が目指すものに向かって勉学に励んでいってください。就職する前の本学での数年間をどう送っていくのかは、皆さんにとって大変重要です。そこで皆さんには、本学の校訓であります「自主・協調・創造」を守っていただきたいと思います。自主とは〜自分で考え判断し、自らの意思と責任によって行動する。協調〜相手の立場を尊重し、互いに助け励まし合う。創造〜自らの創意と努力によって、新しい道を切り拓く。これを行動指針にしていただきたいです。皆さんが、本学での教育環境、または、この広いキャンパスでの「充実した学生生活」を送り、卒業する時には、「この学校で学べてよかった」と思えるように、教職員一同、精一杯、皆さんの成長をサポートしていきます。むすびに、皆さんが本学を卒業後、社会で自立し、社会で活躍できる力を身につけ、実りある学生生活となりますことを期待いたしまして、お祝いの言葉といたします。学校法人 筑波研究学園 理事長 佐久芳夫令和4年度 入学式式辞1 万3

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