TIST135
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11「人を育てる」心の豊かな“せんせい”を育成こども未来学科3・4年生の思いがいっぱい詰まった「卒業音楽発表会」   〜令和3年12月23日(木)於:クラフトシビックホール土浦〜コロナ感染が再拡大する少し前、12月23日(木)に令和3年度卒業音楽発表会を開催することができました。施設の都合で通常よりかなり早い時期の開催になったことが、今回は幸いしました。前期の終わりまで、登校して練習に取り組むことがなかなかできない状況が続きました。登校できても、密にならないように人と距離を置く、できるだけ少人数・短時間で…という形での練習は、皆で一つのものを創り上げていくという卒業研究の目的を考えると、厳しい環境の中での取り組みであったと思います。限られた時間、空間の中で学生たちは一生懸命に練習に取り組みました。例年の半年分の時間が3分の1に圧縮されたような密度の濃い約2か月間で、83名は日々努力を重ねました。たぶん例年と同様のまたはそれ以上の集中力とエネルギーが必要だったと思います。努力はうそをつきませんでした。どのグループの発表も本番が一番良かったと思わせるものであり、人の心を動かすことのできるものでありました。その裏でしっかりとステージを支えたのが昨年度辛い経験をした4年生でした。やむなく中止せざるを得なかった昨年度の卒業音楽発表会・・・。自分たちはステージを踏むことはできなかったけれど、16名の4年生は今年度の発表会が成功するよう、心の底から祈っていました。昨年度の経験がないにもかかわらず、その裏方としての動きには目を見張るものがありました。毎晩遅くまで学校に残り台本を手に、流れを確認している様子も見られました。4年生の活躍なしに3年生のステージはなかったでしょう。後輩たちと共に会の成功を見届けた彼らの目には、感激の涙が光っていました。毎年学生の力を信じてステージを踏ませてくださるホールの皆様、観客数に制限があったためお呼びすることはできませんでしたが、いつも応援をしてくださる園や施設、近隣の皆様、学校関係の皆様、全ての方々のおかげで発表会を行うことができました。この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。今後ともご指導よろしくお願いいたします。表現のもつ力、音楽の力、皆で一つのものを創る難しさや素晴らしさ、自分を知ること、感謝の心をもつことなど・・・、学生たちは多くの学びを得てこのTISTを卒業し、春には「せんせい」として子どもたちの前に立つことになります。学んだことを大いに生かして、感性豊かな、温かい心をもつ子どもたちをたくさん育てることのできる保育士になってくれるよう、祈ってやみません。TOPICS1オープニング和太鼓合唱歌マリンバベルバンドダンス②ダンス①

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