TIST133
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11「新しい時代」の整備士を育成自動車整備工学科昨年度の企業連携授業について 自動車整備工学科では、昨年度、これまでで最多の企業連携授業を実施しました。職業実践専門課程を進めるうえで、必須となる企業連携授業ですが、企業講師による学内学修やインターンシップ形式の学外学修、体験実習など、その形態は学年によって様々です。必修科目以外の連携授業もプラスすると、年間で1年生56時間、2年生48時間、1級3年生48時間、車体3年生48時間、1級4年生246時間という時間になります。お客様のお車の取り扱いから始まり、自動車の基礎的な知識、接客応対技術や「自動化・電動化」といった最新技術まで、自動車整備士として即戦力になるためのことを、企業講師の方に徹底的に教えていただけるという授業です。これに合わせて更に、トヨタディーラの現役サービススタッフを毎日の教育スタッフとして招聘するといったことも行っています。 TISTが目指すのは「より実践的な職業教育」です。就職後、学んだ知識と技術を、自信を持って思う存分発揮することができるTIST自慢の企業連携授業、今年度も更なるレベルアップを図りながら進めてまいります。国家試験合格率、就職率ともに 100%達成! 令和3年5月下旬、国家一級小型自動車整備士口述試験の結果発表がありました。これを持って、令和3年3月に卒業した学生が受験した整備士国家試験の結果が出揃いました。もちろん結果は完全合格。一級、二級、車体整備士全てで100%合格を達成いたしました。もちろん就職率についても100%を達成しています。国産車販売店メカニック30名、輸入車販売店メカニック3名、産業車両メカニック7名、二輪販売店メカニック2名、その他1名という内訳になります。今年度もこの調子で、100%合格、100%内定を目指していきます。自動車整備総合コースの 板金・塗装授業について 今年で2年目に入った「技術コース」と「総合コース」は、他校では学ぶことができない「自動化・電動化授業」と「板金・塗装授業」が特徴です。自動車整備士になるために必要となる国家二級自動車整備士資格取得の為の授業に加えて、業界が必要としている「+α」の知識と技術を身に付けられるコースになります。中でも、「総合コース」の「板金・塗装授業」は、今年に入り「実車の凹み修理と全塗装」というより実践的な内容に取り組んでおります。凹みの無いきれいな状態の実習車両のボディーをハンマーで凹ませるところからスタート、凹みの修正、下地作り、塗装と通常の板金塗装修理の手順で完成させていく本格的な授業に、学生たちは苦労しながらもやりがいを持って取り組んでいるようです。本来、二級整備士資格取得を目指す二年間の課程では「板金・塗装」は学びませんが、本校では、実践的レベルで学ぶことができるのです。完成が楽しみです。TOPICS1TOPICS2TOPICS3学校にはない大型工具を使っての整備実習企業講師としてTIST OBが来てくれました親切な講師に気軽に質問もできます凹みにパテを盛ってサンドペーパーで成形サンダーで下地を整える作業

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