TIST132
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14「新しい時代」の整備士を育成自動車整備工学科自動化・電動化授業について 現在の自動車には、衝突被害軽減ブレーキはもちろんのこと、レーンキーピングアシストやパーキングアシストといった運転支援システムが標準装備されています。これからの時代、これらの整備技術を知らずして、整備士の仕事が務まるということはないでしょう。これらの最新技術の習得を目指し、今年度から、TISTでは自動車整備技術コースの1年生対象に「自動化」の授業を実施しています。ブレーキを踏まなくてもブレーキが効く、ハンドルを切らなくてもハンドルが切れる、これらの作動原理から整備調整作業まで、座学と実習を通してしっかりと学んでいます。機能の体験実習では、企業連携授業という形で、たくさんの自動車販売店様のご協力をいただいております。「最新の車」の「最新の技術」を詳しい技術解説とあわせて、整備や運転の体験をしています。2年次には、ハイブリッド車や電気自動車の構造を学ぶ「電動化」の授業を予定しています。国家2級整備士資格取得のカリキュラムだけでは学ぶことができない内容の授業をふんだんに取り入れて、これからの時代をリードしていく整備士人材育成に、今後も取り組んでいきたいと思っています。就職活動真っ只中! 自動車整備業界の就職活動は、他業種と比較すると、かなり早い時期からスタートします。1年次の秋ごろから企業説明会がスタートして、2月〜3月に採用試験ということで、就職予定者は1年生のうちに採用内定をいただけるという流れになっています。従って、今現在、各社の企業訪問や採用試験が連日行われている状況です。求人の数としては、全国各地から100社を超える求人をいただいており、整備士を目指す学生は、まさに引く手あまたといった感じです。その中から、自分の力を最大限に発揮できる企業を選択しようとしている学生の真剣さに日々心打たれながら、学生それぞれに合う企業をアドバイスする私たち教員も、身が引きしまる思いで就職指導に取り組んでおります。今年度は、コロナ禍の影響で、これまで対面で行っていた説明会や企業訪問が、リモートでの実施に切り替わったり、人数制限のもとで訪問を行ったりと企業様も大変ご苦労なさっているようです。創設以来15年間、就職率100%であるTIST自動車整備工学科、今年度も早期に100%内定獲得を目指して、学生の支援をしてまいります。TOPICS1TOPICS2無人の車をスマホで車庫入れ操作中説明会では日々行う業務の実演もステレオカメラのエーミング作業の実習メカニックに仕事についての質問コーナー座学は自動運転の目的から学びますリモートによる工場見学会

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