TIST131
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9連携企業は、産業技術総合研究所発ベンチャーである株式会社アプライド・ビジョン・システムズ様です。企業が持つ3次元画像処理技術と連携し、病床の患者さんの手の代わりをする、低コストで安全なロボットアームを製作しました。複数のチームに分かれ、安全性を考え、軽く角を取った木製のアームが完成しました。量産化には、まだ課題がありますが、プロトタイプの一例と言えるレベルになりました。地元の建設会社様と連携を図り、当学科の学生全員が各地の建設現場にて施工技術者指導の下、数日間にわたり建設現場の業務を実践的に体験しながら学習します。特に施工業務は規模が大きく、校内での学習環境だけでは完全に把握することが難しいため、直接工事に携わることで学習効果の向上に繋げていきます。また、ここで学んだことは就職活動や資格試験対策などにも活かされ、学生各々の目標達成に向けた原動力にもなっています。現場管理人より木造建て方についての指導コンクリートこて仕上げ。貴重な経験に ◆建築環境学科 ◆ITものつくり学科連携授業のねらい実際の建設工事現場を生きた教材とするために「現場実習」を授業に組み込み、現場を目の前にして学ぶことで実践的に覚えていきます。また挨拶やマナー、気配りなど社会人としての基本姿勢の育成にも繋げていきます。製作したロボットアームを動かしています簡易ロボットアーム原理連携授業のねらい連携企業の持つ課題に対して、企業様の担当者と話し合いながら、考え方や作業に対する評価を受け、最終的な製品化を目指します。企業と学校との間で綿密にカリキュラムの構築を進めたうえで、その内容に則したインターンシップ(体験実習・学外学修)や、校内での企業技術セミナー(学内学修)を全学年、必修授業として実施しています。また、通常の学科、実習授業の講師を企業の現役整備士から登用することにより、国家試験合格に必要な知識だけでなく、就職後必要となる整備技術やお客様対応能力、社会性を身につけさせています。これらは学生の就職におけるマッチングにも大きく役立っています。 ◆自動車整備工学科1か月半の長期にわたる体験実習の様子TISTの教壇に立つディーラー現役整備士の古木先生連携授業のねらい当学科の連携授業のねらいは、自動車の販売ならびに整備業界が望む社会人像、自動車整備士像を企業との連携より具体的、かつ直接的に授業内容に反映させ、優秀で即戦力となる整備士人材を創造することにあります。「職業実践専門課程」認定の専門学校として、開かれた学校運営を目指して、以下の取り組みを行っています。1 企業が参画する「教育課程編成委員会」を設置してカリキュラムを編成している。2 企業等と連携して、演習、実習等の授業を実施している。3 企業等と連携して最新の実務や指導力を修得するための教員研修を実施している。4 企業等が参画して学校評価を実施している。5 学校のカリキュラムや教職員等についてHPで情報提供している。

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