TIST131
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14『くらし』を支えるエンジニアを育成ITものつくり学科ものつくり学科と経営情報学科が進化してIT・情報・機械・電気の総合学科へ デジタル化が進み、あらゆる業界でIT知識と技能が求められていることを受け、これまで培ってきた、ものつくりと経営情報の学習ノウハウを統一しました。自動化する機械やネットワークでつながることが当たり前の情報システムに対応できるスキルを、日々の授業で身につけています。CAD・CAM演習でフェイスシールド製作 3Dプリンターは、CADで設計したものを形にすることができます。学科にある3Dプリンターは工業用に比べ、高精度なものは作れませんが、使い方を学び、工夫すれば卒業研究などで部品等を作ることができます。1年生で学んだCADの技術を使い、実際に製作する授業がCAD・CAM演習です。今期の授業では、コロナ禍で世間に引っ張りだこのフェイスシールドを製作しました。学生は自分のイメージと実際にできるもののギャップに苦しみ、何度も作り直していたようです。コロナ禍でも、学びを止めずに 授業の半分ほどが工作機械やPCを使った実習となっている本学科ですが、今年は新型コロナウイルス感染症対策で5月からオンライン授業でのスタートとなりました。この期間は講義形式の授業を中心に進め、自粛期間が明けた6月中旬より、感染症対策をしながら実習を含めた対面授業が始まりました。 これまでは当たり前に行われていた授業ですが、一度オンライン授業を経験したことで「実際に触ってみて、分かることがある」「休み時間に友達と話せることが気分転換になる」ということに気付いた学生もいるようです。授業の前後に、身の回りやPC機器を消毒するなど、新しい習慣も身につきました。 しかし、普段からIoT(モノのインターネット)やICT(情報通信技術)について学んでいる学生たち。思いがけず使うことになったオンライン授業の環境も有効に活用しています。秋期休業期間には、希望者がオンライン資格対策講座に参加しました。スライドで図解付きの説明を聞いたり、画像で確認したりと、オンライン授業の特性を活かした講座になり、過去問題の点数が日に日に上がっていく学生も多く見られました。 これまでにない授業形態を経験し、整った環境があることの有難さや直接コミュニケーションを取ることの重要性を知れたり、ICT活用を身近に感じたり。厳しい状況の中でも、学べることが数多くあることを実感する機会になったのではないでしょうか。TOPICS1TOPICS2TOPICS3Web、モバイル、制御など、専門分野に必要なプログラミングを学んでいます装着したところソーシャルディスタンスを確保した実習室にてフェイスシールド3DCAD図面卒業研究や企業との連携授業の中で、試行錯誤の連続ですスライドを使ったオンライン授業は、専門用語もイメージしやすい!学生の声:スライドを使いながらの説明が分かりやすいです学生の声:聞き取りやすいので集中して受けられます※2021年度より新しい学科名でスタートします。(詳しくは、下の記事をご覧ください)

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