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11医療のICT化に対応できる人材を育成医療情報学科病院職員の方々が来校し、 現場の声を届けてくれました! 夏の日差しがまだ強い8月20日、当校が病院実習等で連携している「医療法人健佑会 いちはら病院」の職員の方々が来校し、高校生へ向けて病院事務の仕事内容や現場の様子など生の声をお届けするオープンキャンパスのイベントを開催しました。 毎年、夏休みの時期に学科の特別企画として「病院見学ツアー」を開催していましたが、異例の夏となった今年は残念ながら開催が難しい…ならば病院の方々に来ていただこう!ということでコロナ禍の中での特別なイベントとなりました。 来校された職員の方の中には、今年の春にTISTを卒業したばかりのOBの姿もあり、病院の各部署の役割や活躍する職種、必要とする資質など現場ならではの声を聞かせていただきました。病院事務としてのやりがいは、患者様に「ありがとう」と言っていただいた時や、元気に回復されたお姿を拝見した時だと話して下さいました。コロナと共存する社会であっても、自分の仕事に誇りを持って活躍する医療事務員の方々は、高校生の皆さんの目にはどう映ったのでしょうか。 このイベント企画が、医療従事者を目指す高校生の皆さんにとって、未来の自分を想像し、将来の夢を叶えるための第一歩を踏み出すきっかけになってくれることを願います。TOPICS1卒業生講話 〜先輩から後輩へ送るエール〜 9月24日、今年の春にTIST診療情報管理コースを卒業した2名の先輩方から在校生に向けて、学生時代の有意義な過ごし方や就職活動に対しての心構え、また社会人となった現在の従事している職種や業務について貴重なお話しをいただきました。医療情報学科では「卒業生講話」として、TISTを巣立ち社会で活躍する先輩方が在校生へ、経験を踏まえた自分の言葉でエールを送る機会を設けています。先輩から後輩へ「縦のつながり」を大切にした学科行事です。学生の仕事に対する姿勢や品位、医療従事者として必要な人間性を育むことを目的として実施しています。 講話の中で先輩方は学生時代を振り返り、文化祭実行委員での経験が自分の成長に繋がり、就職面接でのアピールポイントになったこと、また医療現場では自ら考え行動することが重要であり、そのためには学校生活の中での気づきや周囲への気配りを意識し、日々を大切に過ごすことなどを語ってくれました。 さらに病院実習では笑顔で患者様と向き合い、病院職員の一員であるという自覚を持って臨むことなど、実際に窓口に立ち患者様のお声を聞いているからこそ感じる現場のリアルな声を在校生へと送ってくれました。 先輩方が後輩へと伝えたい思い…それは私たち病院事務の大きな役割の一つ、患者様を支え、要望以上のサービスを提供するということです。そう話す卒業生の頼もしい姿は、在校生にとって目標ともなったのではないでしょうか。 こうして先輩が築き上げた経験や実績を後輩が受け継ぎ、更に次の世代へと繋げていく姿こそがTISTの歴史を作っていくということであると思っています。TOPICS2高校生に向け、病院の組織や職種別の業務などを詳しくご説明いただきました今年の春に卒業したOBも、もうすっかり病院職員の顔つきです社会人になって半年…医療従事者の顔をしています検定試験や就職活動の乗り越え方を真剣に聞き入っています

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