TIST130
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12「新しい時代」の整備士を育成自動車整備工学科企業技術セミナー開催 当学科では、職業実践専門課程の取り組みの中で、学内学修の一つとして、「企業技術セミナー」を実施しています。1年生、3年生を対象に、企業の教育担当者が講師となって、ご用意いただいた最新車両を教材にして、最新技術についての講義、並びに実習授業を行うものです。今年は、令和元年12月16日から令和2年1月30日までの間で、14の企業の方に講師をお願いしました。定型作業からハイブリッド車の心臓部の構造、作動、自動運転技術の原理、診断機を活用した故障診断、自動運転車両の試乗による性能評価、大型トラックのタイヤ脱着作業など、最新で特徴的な技術や作業を教えていただきました。この「企業技術セミナー」では、学校では準備できない新型車両、新型教材に数多く触れることができるところが大きなメリットとなっています。また受講対象学生は就職活動年次であることから、就職先企業を決めるうえでの企業研究もできるという学習以外のメリットもあります。今後も企業と連携の上、さらなる内容の充実を図っていきたいと思います。TIST CROWN 2 0 2 0 東京オートサロンに出展 以前報告していましたが、当学科で製作に取り組んでいたTIST CROWN 2020がついに完成し、2020年1月10日から開催された東京オートサロンに出展をしました。なんとか出展前日には完成し、34万人の来場者の方の前に雄姿を見せることができました。会場では、懐かしそうに眺めて下さる年配の方や、エンジンスワップ(エンジン換装)が好きで大はしゃぎの外国の方、様々な雑誌やユーチューバーの取材等、多くの方々に楽しんでいただけました。普通では手に入れることができない57年前のクラシックカーを、レストアして蘇らせるという貴重な体験ができたこと、また単なるレストアではなく、エンジンを別物に換装することで、高度な電子制御技術や、乗り心地を追求したシャシ構造の理論も学ぶことができた等々、様々な収穫があった今回の出展でした。車両を前に喜んでくださる来場者を目の当たりに、学生たちも「一生懸命製作して、本当に良かった」と感慨にひたっていました。TOPICS1TOPICS2中型トラックのタイヤの脱着実習雑誌やTVの取材もたくさん受けました建設機械の整備や操作の実習製作に携わった学生たちですPHEVやFCVの構造を学ぶ実習見事に蘇った1962年製の初代クラウン

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