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9「新しい時代」の整備士を育成自動車整備工学科校外学習「東京モーターショー 2019見学」 さる10月26日、自動車整備工学科では校外学習として、全学年合同で、「第46回東京モーターショー2019」の見学を実施しました。東京モーターショーは、国内外の主要メーカーが参加する国際的な自動車ショーで、世界5大モーターショーの一つとされています。近年、海外メーカーの出展が減って、規模縮小の傾向にあるものの、今回も大勢の来場がありました。初めて見学する学生も多く、到着前から「どこから見ようか」「トヨタが先だ、いやバイクが先だ」とバスの中はワクワク感でいっぱいでした。いざ会場に入ると、各メーカーの最新技術やコンセプトカーの素晴らしさに、言葉を失う学生もいるようでした。一昔前のモーターショーは、未来感が強すぎて現実味が感じられない技術だと思いながら見学していた記憶があります。しかし今になってみるとそれらの技術は、現実のものとなっていることに、我々も確実な技術の進歩を実感するとともに、自動車整備士としてこれらの技術を理解し、対応していかなければならないと強く感じるところでした。今後、これらの技術習得を上手に授業カリキュラムに織り込み、時代をリードしていく整備士を育成していかなければなりません。学生も今は「整備士の卵」ですが、今回の東京モーターショー見学で、将来目指すべき整備士像が少しでも具体化したのではないでしょうか。その夢をしっかり後押ししていきたいと考えております。東京オートサロン2 0 2 0 出展決定 前号でもお伝えしましたが、自動車整備工学科で製作を進めている初代クラウンのカスタム車両の東京オートサロン出展が決定したしました。現在、12月中旬の完成を目指してボディのレストア、エンジンのカスタムに多くの学生で取り組んでいるところです。 東京オートサロンは2020年1月10日から12日の3日間、幕張メッセにて開催されます。多くの方々にご来場いただきたいと思っています。企業連携による体験実習と 自動車整備実習について 当学科では企業と連携し、多くの演習・実習の授業を実施しています。その中でも、学生が大きく成長するカリキュラムの一つに、4年生の「体験実習」(7〜8月・30日間)、2、3年生の「自動車整備実習」(9月・5日間)があります。いずれもそれぞれの期間、企業にて就業体験をしてくるというものです。生の整備現場を体験することで、整備技術はもちろんのこと、職場の上司、先輩やお客様とのコミュニケーションの取り方、社会人としての常識的な振る舞いなど、数多くのことを学ぶことができます。また企業からも、「離職を減らす新人教育の在り方を知ることができた」とお話をいただいております。いずれにしても、今回のこの実習が成功であったことは、帰校後の学生の授業態度の変化ではっきりと感じ取ることができます。卒業までの学習期間で、学生のさらなる成長を期待します。TOPICS1TOPICS3TOPICS2学校では学べない整備を体験!今回から有明と青海の2会場にエリア拡大エンジン、無事に搭載!TIST OBの技術を見て覚える学生

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