TIST129
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4連携授業の様子を紹介企業と学校とで綿密にカリキュラムの構築を進めたうえで、学外学修(体験実習・自動車整備実習)や、学内学修(企業技術セミナーなど)を全学年で必修授業として実施しています。また、ディーラー出身の講師陣に加え、非常勤講師として一線で活躍する現役整備士を登用することで、学生たちは、国家試験合格に必要な知識だけでなく、就職後必要となる整備技術やお客様対応能力、社会性など、今現場で必要なスキルや心配りを日常的に学びとることができています。企業実習は、製造メーカ等で5日間の就業体験を実施します。そこでは、ものをつくる仕事に直接触れるだけではなく、職業人としての心構えや職場でのコミュニケーションの在り方を実感し、職業選択に繋がっています。また、学内では、外部講師を招いた連携授業を実施しています。その一例である‘株式会社アプライド・ビジョン・システムズ’との連携では、車載カメラ映像を先端の画像処理技術によって地図を自動作成する等、先端技術が社会にどう還元されているかを学ぶ機会となっています。体験実習の様子自動で地図を作成するMobileMappingSystem車両の説明を受ける学内学修「校内技術セミナー」の様子電気設備の点検実習自動車整備工学科ものつくり学科連携授業のねらい自動車販売ならびに自動車整備業界が望む自動車業界人像、自動車整備士像を企業との連携により具体的、かつ直接的に授業内容に反映させ、優秀で即戦力となる整備士人材を創造することにあります。連携授業のねらい学校で勉強する電子技術や製造技術が、具体的なものの開発や実際の工場の現場で、どのように使われているかを、将来の自分の目指す仕事と重ね合わせて、理解することが目的です。TISTの職業教育は、学校設立の趣旨「産学協同」に基づき、関連機関(業界団体・企業等)との連携により展開しています。特に職業教育で重視される現場実習(自動車整備場や建設現場、病院、幼稚園・保育園等)は学生全員が参加できる実習環境を整えているほか、業界で活躍する方々からの演習・実習授業は先端的な技術の修得を可能としています。このような取り組みにより、独自の教育システムと教育実績が評価され、「職業実践専門課程」に認定されています。「職業実践専門課程」とは 魅力1 業界団体・企業等のニーズを反映したカリキュラムを学べる 魅力2 業界団体・企業等と連携した実習・演習等を経験できる文部科学大臣が認定する「職業実践専門課程」とは、平成26年度から始まった制度で、これまでの教育内容・実績に加え、特に「企業と密接に連携している専門学校」に対し、“国”が「お墨付き」を与える制度です。全国3000校の専門学校のうち、すべての条件をクリアした3割程度の学校のみが認められています。総合専門学校TISTにおける『業界団体・企業等との教育連携』レポート

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