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12医療のICT化に対応できる人材を育成医療情報学科診療情報管理士認定証 授与式が行われました! 令和元年5月26日(日)「第80回診療情報管理士認定証授与式」がTKPガーデンシティPREMIU秋葉原にて開催され、新たに1, 670名の診療情報管理士が誕生しました。当校においても、今春、診療情報管理士コースを卒業した11名が「診療情報管理士」として認定を受けました。医療従事者として新たなスタートを切ってから2か月、社会人としてのお互いの近況を報告し合ったり、また学生時代を懐かしく振り返ったりと様々な思いを胸に難関資格を突破した喜びに浸っていました。 学生が目指す診療情報管理士は、診療情報を中心に健康に関する情報を国際統計分類に基づいて収集・管理し、データを抽出・加工・分析する専門職です。近年、がん登録推進法や医療事故審査制度などを受け、チーム医療の推進が実践される医療業界では、医師の信頼を担う「診療情報管理士」は病院経営を支えるプロフェッショナルとして活躍しています。 医療情報学科では、診療情報管理士受験指定校として、専門分野に特化したカリキュラムを組み、診療情報管理士の育成に注力しています。さらに試験対策では苦手分野を分析し、個別指導を行うことで合格までを完全サポートしています。その結果として、診療情報管理士認定試験に受験した全ての学生が合格し、2年連続100%の合格達成を果たすなど高い教育実績を誇っています。 こうして在学中に努力を重ねてきた学生たちの授与式でのたくさんの笑顔を、私達教員は毎年楽しみにしています。それぞれの就職先の医療機関でスキルを磨き、立派な診療情報管理士として更に成長してほしいという思いで、それぞれの進む道をこれからも見守っていきます。病院実習報告 県内外の医療機関のご協力をいただき、医療情報学科の2、3年生56名が病院実習を行いました。1年生は初めての病院実習ということもあり緊張の連続でしたが、受付窓口での患者様応対を通して、明るい挨拶や笑顔が患者様の不安を和らげる要素になり得ることを身をもって実感することができたようです。また2年生は医事システムの操作などを通し、授業で学んだ病院情報システムや安全管理などが実際の業務にどう関わっているのかを認識し、診療情報管理におけるデータ活用の重要性を再確認しました。 医療機関における病院事務の業務は多様化しており、様々な立場で他職種と連携を図っています。医師事務作業者や診療情報管理士など病院全体の事務を担う専門職を目指す者として、学生それぞれが各部門の果たす役割を理解し、改めて病院事務員が「病院の顔」であることを認識できたようです。 実習を終えた学生達は、今回経験したことや学んだことを振り返り、次回の実習、さらに就職活動に向けて各々が課題を明確にしました。 最後に、本校の教育趣旨をご理解いただき、お忙しい中、実習の場を提供していただきました実習先の皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。TOPICS1TOPICS2診療情報管理士の仲間入りを祝福していただきました受験した11名全ての学生が認定書を手に喜びを分かち合いました受付での患者様応対は笑顔で迅速に行うようご指導いただきました専用ソフトを使って、病名をコード化し分類しますカルテ管理も診療情報管理士の重要な業務の1つです

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