TIST126
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18TOPICS 1TOPICS 2自動車整備工学科「新しい時代」の整備士を育成 TIST自動車整備工学科の全コースに共通する実習授業のポイントは、1基の教材に対して1〜2人という少人数の割り当てで授業を進めていくことです。実習授業は、手を動かして作業のコツをつかむという技術面のスキルを上げていくことと併せ、教科書に記載されている自動車の各部品の名称や構造・作動を現物で確認しながら理解していくという知識を深めることも目的の一つです。この際に、4〜5人で1台の車両、1基の教材という割り当てでは、決められた授業時間の中での1人当たりの教材に触れる時間が十分に確保できません。学校の授業で1回触ったことがある程度では、知識的にも技術的にも就職後に職場で通用する力は身に付きません。TISTでは同じ整備作業を何度も繰り返し行い、自己効力感を高める授業を心がけております。自信がつくまで作業を繰り返すことで自己の成長が確認でき、また自信を持って就職先で力を発揮することで、自動車整備士として更なる成長が期待できると考えています。TIST自動車整備工学科の実習授業 10月27〜28日に開催したTIST輝峰祭に於いて、自動車整備工学科学科展の催しとして「くるま未来体験教室」を実施いたしました。今年で4回目になる「くるま未来体験教室」は、公益社団法人自動車技術会様のご協力で、近隣の小学生を対象に実施するもので、今年も大勢の小学生と保護者の皆様にご参加いただきました。内容は、レゴブロックにて自動車運転プログラムを組み込んだミニカーの製作や、自動ブレーキ、自動駐車、全方位モニター搭載車両の体験試乗、自動車のジャッキアップ、タイヤ脱着などの整備体験になります。整備体験では、つなぎ服を着て整備士スタイルになって、本格的な整備工具を使ってタイヤの脱着にチャレンジしていただきました。初めての作業に戸惑いながらも先生役である当校学生のアドバイスをしっかり聞いて、一生懸命取り組んでくれました。こういったことを機会に自動車に興味を持ってくれる子供たちが増えてくれることを願っております。「くるま未来体験教室」開催トランスミッションの脱着作業エンジン点火系の基礎実習自動ブレーキの体験試乗の様子スライドを使っての自動運転の説明インパクトレンチでタイヤはずしにチャレンジ半導体の特性を知る実習

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