TIST121
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4特集集特色の一つです。そして学生同士の横のつながり、縦のつながりの絆も強く、学生が主体的に学生会を組織し、後輩にアドバイスをしたり交流会等を企画したり、励ます姿が見られます。これは良い意味で当学科の文化・伝統として代々受け継がれてきています。 〝笑顔の絶えない元気な学科〞それが感性豊かな『TISTこども未来学科』です。4.幼保小連携を理解した 小学校教諭の育成 小学校に入学したばかりの1年生が小学校になじめず、不適応行動を引き起こすことを「小1プロブレム」といいます。原因として何でも自由にさせる風潮、ほめて育てるという言葉ばかりが先歩きする教育、集団活動を教えない保育活動等が挙げられます。しかしながら、保育園や幼稚園では問題なく生活していた子どもが小学校に入学したとたんに不適応行動を起こすようになったという事例も少なくありません。 当学科児童教育専攻科の学生は、保育士、幼稚園教諭の免許を取得した後に、児童教育について学んでいきます。当然、保育所で0歳児から就学前の子どもたちと接し、また幼稚園児、さらに児童福祉施設等で障がいをもつ子どもたちや、事情があって家に帰れない子どもたちとも接しています。子どもたちの学びと発達の連続性を理解しているからこそ、問題視されている幼稚園・こども園・保育園と小学校の段差を十分理解することが出来るのです。さらに、保育士、幼稚園教諭、小学校教諭の免許を併せもつということは、連携の必要なそれぞれの仕事の内容も理解できるということです。『まさに、今、必要とされている人材』といって過言でないと考えています。今年度、神奈川県の新規教員採用ながら、1年生の担任に抜擢された例もこの点を期待されたことであろうと推察しています。 教育学部の小学校教員の養成課程だけを経て小学校に勤めるのではなく、保育・幼児3年生卒業発表会より3年生の卒業発表を裏で支える4年生保育実技授業よりピアノのレッスン1~4年生学科交流会ボランティア活動のひとコマ

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