TIST121
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22TOPICS 1TOPICS 2自動車整備工学科時代が求める高度な知識と技術を身につけた「自動車整備」のプロを育成※2018年(平成30年)入学生から「自動車整備・ドローン学科」に名称変更します。 産学協同を設立趣旨に誕生したTISTは、当初から「企業連携」を教育の柱に捉え、今日まで「実学重視」による人材育成に努めてきました。これは平成25年に誕生した新制度「職業実践専門課程」の設置趣旨を先取りした取り組みであり、今回新たに認定を受けた自動車整備専門学校が取り組む「企業連携」とは歴史・実績ともに大きく違うものと自負しています。中身が濃く、学生・学校・企業のそれぞれが成長、発展していける理想のスタイルが確立されています。その代表的なものに企業様のご協力のもとに行われる技術セミナーがあります。既に今年もたくさんの企業様に来校いただき、学生・教員向け、高校生向けの技術セミナーが開催されています。何台もの新型車を持ち込んでいただき、その車を見ながら、触りながら、また試乗しながら、新技術を学んでいくセミナーは、学生や高校生達にも大好評です。ご協力をいただいている各社様にはこの場をお借りしまして御礼申し上げます。自動車メーカー・自動車販売店・自動車整備専門学校は運命共同体であり、今まさに連携を深め、より「産学協同」の色を濃くしていき、人材不足の解消、整備技術の向上に立ち向かっていかなければならない時といえるのではないでしょうか。「産学協同の力MAX、 企業セミナー多数開催」 1987年創立のTISTは、今年で創立30周年を迎えます。創立30周年を記念して、自動車整備工学科で取り組んでいる事業をご紹介いたします。画像の車、ご存知でしょうか。「観音開きクラウン」といって、55年前にトヨタから発売された「トヨペット クラウン」です。実はこの車は、「自動車整備士育成の為に、役立てて欲しい」と故西谷隆義前理事長のお知り合いの方から頂戴したTISTの宝物なのです。TIST自動車整備工学科では、この「トヨペット クラウン」を学生たちの力で蘇らせようというという一大プロジェクトにチャレンジしています。傷みがひどいうえ、新しい部品も入手できません。完成までに何年もかかるでしょう。しかしこのプロジェクトには学生たちに車に触れる喜びを知ってもらう、完成した時の達成感を味わってもらう、ひいては若者のクルマ離れや整備士人材不足の解消に繋げたいなど様々な思いが込められています。どうぞご期待ください。「トヨペットクラウン 再生プロジェクト」始動触れる講習は楽しい!1962年製トヨペットクラウンいかに新型車の技術が凄いかがわかります。再生プロジェクトメンバー!想像以上に傷みが激しい・・・スーパーカーを使った講習もあります。

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