TIST117
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3○ 本年度22期生を迎えました。 建築環境学科は、本年度4月に22期目の新入学生を迎えました。 本学科は、建築設計デザイン・建築土木施工・建築土木技術の3コースからなり、いずれのコースも卒業後、国家資格である「建築士」を受験することが出来る認定と「施工管理技士」を受験することが出来る認定を国土交通省から受けています。また、3コースをそれぞれ卒業した後に、4つ目として「二級建築士」を確実に取得するため、建築士専攻科も設置しています。 これまでの本学科の卒業生総数は、1,100余名(建築系約900名・土木系約200名)を数え、地元の建設業界に貢献しています。さらに建築系の卒業生の内300名近くの方が、建築士を取得し活躍しています。本学科出身で建築士の資格を所有している方の会「TIST建友会」も発足し、縦の関係・横の関係のみならず結び付きをさらに強固なものにしています。 学科開設以来、「構って鍛えること」・「即戦力となり得る有資格技術者を輩出すること」を目標に掲げ、学生と教員が共に学んでいます。○ 3つのコースと1つの別科の紹介◆ 「建築設計デザインコース」(2年課程) 住宅や店舗、ビルやスタジアムの設計がしたい。 家具や照明器具をデザインして室内空間を彩りたい。 そんな夢を実現するために必須となる一級建築士やインテリアコーディネーターの資格取得を目指すコースです。 卒業後すぐに二級建築士を受験することが出来ます。又、二級建築士資格の有無に関わらず、卒業後実務経験を4年積むことにより一級建築士を受験することが可能です。◆ 「建築土木施工コース」 (2年課程) ビルや公園、橋などの建設現場の施工管理のみでなく、二級建築士として住宅やアパートなどの小規模物件の設計施工監理まで幅広く建設業界を担うえる技術者を目指します。 卒業後すぐに二級建築士を受験すること出来ます。 在学中には建築・土木・管工事・造園など、各種の2級施工管理技士の学科試験に挑戦し、全員合格を目指します。◆ 「建築土木技術コース」 (3年課程) 建築物や工作物の建設現場において重要な要素となる工程・品質・安全・原価などを 建設業は「建築と土木」に分類されます。本学科は、平成7年4月に現在の建築設計デザインコースの前身である建築デザイン学科として「建築の修得」を目的に開設され、さらに平成10年4月には建築土木施工コースの前身である、土木測量工学科も「土木の修得」を目的に開設されました。当時は、県南・県西地域において「建設を学びたい」と志す高校3年生や高校既卒者の方にとって、「大学」と「都内の専門学校」という2通りの選択肢しかありませんでした。「つくば」という地元で、「建設の知識を確実に身に付けたい」という、強い要望に応えることを使命としスタートしました。時代を担う有資格技術者を育てる建築環境学科学科長 大野克典 筑波研究学園専門学校は、昭和62年4月、産学連携の趣旨により設立され、今日までつくばの各研究機関や民間企業からご協力をいただきながら職業教育を実践してまいりました。 平成26年度より発足した文部科学省「職業実践専門課程」、平成31年スタートに向けて検討が進められている「専門職大学」に向けても、学校法人としての最重要テーマとして位置付け、推進しています。当機関誌でも「職業実践専門課程」への学校全体としての取り組みを繰り返し紹介してきましたが、114号(平成27年12月発行号)より各学科の教育現場に視点を移してレポートしています。3回目となる今回は、「建築環境学科」「経営情報学科」を紹介します。TIST建友会が発足(平成24年10月)二級建築士免許証をGET現場見学会(日立市中央体育館にて)現場見学会(圏央道にて)

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