TIST116
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6医療のICT教育、  病院事務の多様化に 対応したコース体制 本学科では、全てのコースで一般的なICT教育、医療事務(保険請求事務)、医事コンピュータ(中級レベル)、電子カルテ操作を学びます。また、病院内で多様化する事務業務に対応するため、次の3つのコースを設置しています。これにより医療機関における事務業務はほぼカバーできる体制となっています。【診療情報管理コース】 「診療情報管理士」は診療内容や患者様の病状、検査記録などを記録した診療録やデータを管理する専門職です。また、病名や医療行為を世界保健機関が定めた国際疾病分類に従い分類・分析を行い、診療のムダを省き、かつ新しい治療方法の研究や病院経営にも寄与しています。【医療情報コース】 医事コンピュータや電子カルテ、患者様のデータなど、病院内の情報システムは全ての診療科、あらゆる業務に関連しています。医療情報コースでは、医療情報システムを専門的に学習し、全員が医事コンピュータや電子カルテの技能試験を合格することを目的としています。【医療秘書コース (平成29年度開設)】 ※現 医療福祉コース 医療秘書コースは、「医師事務作業補助者」に関する業務を専門的に学習します。また医師事務や医療秘書の専門知識や医療関連の基礎知識はもちろん、高いコミュニケーション力と臨機応変に対応できる判断力や行動力の習得を目指しています。また、医師事務作業補助認定試験の全員合格を目指します。最後に  〜医療機関との連携教育 『病院実習から就職へ』〜 当学科では、これまで学んできたことが現場でどう活かされているのかを実践的に体感し将来の方向性をより確かなものとするため『病院実習』を実施しています。毎年多くの医療機関と連携させていただき、2年課程では2回、3年課程で3回の実習を経験できるようカリキュラムを編成しています。 これらの実習は、学生自らが適性を把握する機会となっており、就職活動のマッチングにも役立っています。また、実習先の医療機関から実習生にお声をかけていただき「病院実習から就職へ」に繋がるケースも見られます。 また、当学科では病院実習以外にも医療機関との連携を図っており、4月には日本医療秘書学会茨城地区研修会として、地域の医療機関12機関と連携した28年度改定診療報酬説明会を開催しています。このような医療機関と連携した研修会は今後も活発に進めていく予定です。 このように今後とも様々な面で医療機関との連携を図りながら、医療機関が求める人材育成、地域医療への貢献を目指し教育活動にあたっていきたいと考えています。笑顔の診療情報管理士認定証授与式病院会会長より、一人一人に認定証が授与されました。確かな知識と技術を身に付ける医事コンピュータの授業真剣に取り組んだ病院実習第1回日本医療秘書学会茨城地区研修会開催

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