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22TOPICS 1TOPICS 2自動車整備工学科時代が求める高度な知識と技術を身につけた「自動車整備」のプロを育成 当学科における「実学」と「資格取得」の捉え方については、以前にも本誌でお話ししたことがありましたが、今回、改めて「資格取得」について触れたいと思います。 当学科の学生は、2年間の二級整備士コース在学中に、最低でも11の資格取得にチャレンジしています。4年間の一級整備士コースになると更に7つの資格が追加されます。希望があれば、他学科で受験する資格試験についても、指導を受けチャレンジすることが可能ですので、手にすることが出来る資格は無限大といえるでしょう。「多ければイイってものじゃない」とか、「そんな資格は必要ない」というご意見もあるかもしれません。しかし合否という形で努力の成果がはっきり表れる資格試験だからこそ、ひとつひとつが大きな成功体験になるわけで、それを一つでも多く積み重ねることが社会に出てからの大きな自信になるのです。資格の中身が仕事に役立つ以前に、合格するための努力やその結果が学生の成長に大いに役立つことになります。それこそが「資格取得」の意義ではないでしょうか。資格取得について 6月から7月にかけて、就活年次の学生対象に自動車販売店主催の技術セミナーが開催されました。各社とも、最新の車両を持ち込んで、技術教育担当の方や当校のOBであるメカニックの方が、懇切丁寧に新技術について講義をして下さいました。 用意いただいた車に自由に触れる時間もあり、運転席に座ってハンドルを握ったり、ボンネットを開けて、エンジンルームを観察したりと、学生たちは学校ではなかなか見ることができない話題の新型車に、興味深く見入っていました。 技術セミナーではありますが、就活年次の学生にとっては、立派な就職活動であり、企業様にとっても、企業アピールの大切な機会であります。整備士人材不足と言われている昨今、今回のような技術セミナーという形の企業アピールは、学生サイドから見て、メーカーや販売店のイメージがつかみ易く、企業、学生両方に大変有効な企画であると考えます。 本セミナーを実施いただきました企業様には、心から感謝いたしますと共に、今後このような機会が更に増えていくことを期待しております。企業技術セミナー開催6月に実施したアーク溶接資格の講習最新のエンジン診断機でエンジンデータの解析クリーンディーゼルのエンジン制御は実に緻密新型車に乗ったり触れたり7月に実施したガス溶接資格の講習難関資格の危険物乙種、10月の試験に向けて猛勉強中

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