TIST109
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22TOPICS 1TOPICS 2自動車整備工学科時代が求める高度な知識と技術を身につけた「自動車整備」のプロを育成 こちらも同じく学科初めてのイベントで、学生が交代でエコカーを運転して校外学習に赴く「エコドライブ体験」の報告です。一級整備士コースでは、HV、PHV、EVなど最新のエコカーの構造作動、整備方法を学んでいます。しかしながら、これまでは、これらのエコカーを運転して、走行フィールを味わったり、低燃費の検証をするといった体験をなかなか授業の中に取り入れることが出来ませんでした。HVのシェアが格段に高くなっている現在、勉強しただけで、運転したことが無いというのも、一級整備士を目指すものとしては物足らないものがあるということで、初めての実施となりました。学校から久慈郡大子町まで、渋滞路、高速道路、平坦路、山岳路が含まれるルートを往復。予め、各道路状況において、燃費の良くなる走行パターンをシミュレートして、その実証実験を行うという本格的な研究実習になりました。これこそが職業実践専門課程に相応しく、将来の彼らに非常に有効な、TISTならではの授業スタイルですよね。校外学習「エコドライブ体験」 〜カタログデータを超える33・8km/Lを達成〜 自動車整備工学科が開設されて今年で十年になります。今回のトピックスは自動車整備工学科の十年の歴史の中で、初めて実施されたイベントについてご報告いたします。 去る七月十日、日本赤十字社茨城県支部様の協力を頂きまして、学生、教員を対象に「救急法基礎講習」を実施いたしました。自動車整備士という職業はケガや事故といった災害に出くわす機会が少なくない仕事といわれています。そのような時に他人の命を救う知識や技術が必要であることはいうまでもありません。もちろん仕事以外の場で災害に遭遇した際も役立てることができるので、以前から本講習の実施を望む声が多かったのですが、本年度ついに実現の運びとなりました。 学科形式で基礎知識、実技形式で心肺蘇生法、トータル四時間の講習内容でした。心臓マッサージやAEDは話では良く聞くけれどやったことも使ったことも無い…という学生、教員にとって、非常に中身の濃い講習となりました。心臓マッサージは、1分間に100回のペースで心配停止状態であるかの確認AEDの装着。AED役割が初めてわかりました救急法基礎講習を開催低燃費実現の鍵を握るハイブリッドシステムインジケーター前方の道路状況を先読みしてのアクセルワークも重要!プリウス4台でいざ出発

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