TIST108
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6新年度スタート特集年度スタート特集層充実させていくとともに、授業方法の改善・工夫に繋げていきたいと考えています。 『教員の研修等の実施』は、「教員の資質向上」のために必要不可欠であり、教育機関では最も重要なことでありがながらも、教員個々の立場でみると日頃の業務に追われて見落としがちな部分でもあります。しかし、今後は、学校の将来像、学科が目指す人材育成を達成させるために必要な研修は何かを明確にし、教員一人ひとりが教育の質を向上させるための研修を計画し実践していく体制にしていかなければなりません。 『学校評価の実施』については、年2回の授業アンケートの実施、授業アンケート結果を踏まえた授業総括、さらに学校全体としての自己点検・評価を実施してきました。また、昨年度は「学校関係者評価委員会」を設置し、関係業界や団体、保護者・卒業生等の学校関係者により構成された委員会のもとで、学校が行った自己点検・評価の結果を評価していただきました。今後の学校運営の改善に向けた目標設定に反映させていかなくてはならないと考えています。平成26年度の 具体的な取り組み 以上のように、職業実践専門課程において、さらなる教育の質の向上のため、新たな取組みとともに多くの課題を解決していかなくてはなりません。そのためには、一つひとつの教育活動を客観的かつ具体的に計画(Plan)↓実行(Do)↓評価(Check)↓改善(Action)していくPDCAサイクルを定着させていくことが重要と考えます。 これらを踏まえ、平成26年度は次のように進めていきます。職業実践専門課程に 沿った運営ア.教育課程の編成  年度目標に対する進捗状況を定期的に確認し、次年度に向けた課題を明確にする。特に課題は、「何を」「いつまでに」「どのように」対処するのか、業界からの派遣が必要なのか、現教員の自己研修課題として取り組むのか、人の採用が必要なのか等、具体的な改善を計画的に遂行していく流れを定着していく。そのような意味で、各学科が分科会形式で実施する教育課程編成委員会では、課題を明らかすることとより良い改善に向けた提案が活発に意見交換されることを期待したい。イ.企業等との連携教育  各学科が行う連携教育を、目的や形態、単位の扱い等から定義化する。新たに連携教育を導入する際、他学科で実施している連携教育を参考にできるよう情報の共有化を図る。ウ.教員の資質向上  職業教育の遂行上必要とされる「実務知識、技術、技能の修得・向上」および「学生に対する指導力等の修得・向上」を図るため、教職員研修規程(今年度作成)を活用し、学科の専門性、教員一人ひとりのスキルアップを目指す研修体制を整備する。  また、各委員会からの意見、教育や産業界の動向等、学校全体で取組むべき課題については教員研修会のテーマとして扱っていく。その他、「学内共通で実施する研修」「学科目標を達成するための研修」「教員一人ひとりにおける研修」等、学校全体、学科、個人の研修課題を明確にする。エ.自己点検・評価  昨年までの教員一人ひとりが行った授業改善アンケート、授業総括を自己点検・評価の視点でまとめていくこととする。各学科では、それらをもとに教育課程の進行状況、学生状況を把握し自己点検・評価を行っていく。さらに教務では、これらの各学科の状況と学生就学状況や資格取得などの客観的な情報を踏まえ自己点検・評価を行い、それぞれの実績と課題を明確にし、学校評価に繋げていきたいと考えている。現在、この一連の流れに沿ったシステムを構築中である。オ.学校関係者評価  平成25年度及び平成26年度進捗状況の自己点検・評価を7月中に行い、学校関係者評価委員会を前期中に開催する。そして、評価結果を踏まえた学校運営の改善方法等を検討し、次期の運営に反映させていく。カ.情報公開  現在、職業実践専門課程で必要な情報はホームページにて公開中であるが、今年度は、学校の基本情報、教育活動、その他の活動状況、自己点検・評価等を文部科学省のガイドラインに沿って整理し、わかりやすいページ構成にしていく予定である。また、教育課程編成委員会、学校関係者評価委員会での議事及び学校評価についても同様にホームページ上で公開していく。  以上、職業実践専門課程認定を機に全ての部門、学科において初心に戻り、教職員一同、「実学重視」のもと有能な人材を社会に送りだすべく精進して参る所存です。今後とも変わらぬご支援ご協力をお願い申し上げます。

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