両岸がブロックやコンクリートで
固められた人工的な水路
近自然河川工法によって
生まれ変わった川
ふ化3日後の仔魚…がんばってます…
生き生きと泳ぐ魚たち
『土木環境学の紹介』
土木環境学科で学ぶことのできる土木環境ってそもそも何?
今日は、それを少し考えてみましょう…
土木の分野で扱う環境は、個人の建物よりやや大きなスケールの環境が中心になります。
土木環境は、自然と調和しながら、安全で、快適な環境を創り出す技術です。
その一つの例を取り上げてみましょう。
日本では、台風や洪水が多いため、いろいろな河川工事が行われてきました。
洪水の水をできるだけ早く流してしまうために、曲がった川を直線にしたり、堤防をコンクリートでじょうぶにしたりする工事が行われてきました。
これは、人間にとっては、災害に強い、住みよい街づくりでした。
ところが、川に住む魚や、水辺の植物にとっては、たいへん住みにくい川になってしまったのです。
そこで、できるだけ自然に近い護岸工事をし、魚や水辺の植物も住みやすい河川工事をしよう、という考えが出てきました。これを「近自然河川工法」といいます。
この工法は、洪水のときに加わる力を小さくする、自然の川がもつ強さを生かしながら、生物にやさしい河川構造物を造る、という考え方で進められています。
つまり、洪水から私たちを守りながら、魚や水辺の植物たちが住みやすい自然に近い川の環境を作ろうとするものです。
河川工事で直線にした川の流れを、くねくねと蛇行するように変え、ふだんの水の流れに変化をもたせ、できるだけ自然に近い岸辺にする工事が行われています。
次回更新6月5日 『資格講座 ①』